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ソーシャルビジネス推進イニシアティブ委員からのメッセージ
ソーシャルビジネス推進イニシアティブ委員の方々から寄せられたメッセージをご紹介します。
濱口 敏行氏
ヒゲタ醤油株式会社代表取締役社長 社団法人経済同友会(NPO・社会起業推進委員会委員長)
新たな市民社会の一翼を担うソーシャルビジネス
世界的な経済の混乱のなかで、ますます社会的な課題の解決が要請されており、その意味において、ソーシャルビジネスの役割はさらに重要になると思います。ソーシャルビジネスを育てていくには、行政だけでなく、民間、研究機関、経済団体など多様なセクターが有機的に支援できる環境を整えることが大切であり、こうした役割をこのイニシアティブが果たしていければよいと思います。
20世紀末からグローバルな市場経済の展開の結果、市場における経済的効率は上がりましたが、その一方で、格差の拡大や社会の暖かさの喪失、地域、地縁社会の崩壊等、古きよき日本の社会が崩れてしまいました。また、昨今のサブプライムローンに端を発する金融の混乱とその後の世界同時不況は、資本主義のあり方について、根源的な課題を投げかけています。世界的な経済の混乱のなかで、ますます社会的な課題の解決が要請されており、その意味において、ソーシャルビジネスの役割はさらに重要になると思います。これからは社会を構成するすべての主体が、社会に対する責任を強く認識し、実践していかなければなりません。新しい21世紀型の日本の市民社会の構築が求められていると言えます。
今後、市場主義のあり方については、さまざまな規制を含めた制度、仕組み、ルールが模索されるだろうと思いますが、新しい日本の資本主義や企業経営のあり方、そしてミクロのレベルにおける地域、地縁、企業等を含めた市民社会が形成されなければならないと思います。ソーシャルビジネスはこの一翼を担う重要な存在となると期待しています。
ソーシャルビジネスを育てていくには、その支援体制、つまり、国、地方公共団体、支援団体、経営コンサルタント、会計事務所、法律事務所、金融機関、企業、大学、経済団体等が有機的に支援できる環境を整えることが大切だと考えます。
こうした役割をこのイニシアティブが果たしていければよいと思っています。

濱口 敏行氏
ヒゲタ醤油株式会社代表取締役社長 社団法人経済同友会(NPO・社会起業推進委員会委員長)
学生時代から、社会体制論に関心を抱く。1967年3月上智大学卒業後、1970年6月バージニア大学経営大学院(ダーデンスクール)卒業(MBA)。1971年4月にキッコーマン株式会社入社後、1979年2月ヒゲタ醤油株式会社入社し、1985年3月取締役に就任。2000年10月株式会社プロテイン・エクスプレス代表取締役社長就任(2004年退任)、2002年7月ヒゲタ醤油株式会社代表取締役社長に就任し、現在に至る。社団法人経済同友会幹事も務める。

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